このページではArabiaのムーミンマグの完全版一覧を発売順で紹介しています。 ムーミンマグそれぞれの推定価格や生産時期が確認できます。
ムーミンマグの値段設定の基準は?
ムーミンマグの価値はアイテムそれぞれで異なります。 このリストではムーミンマグの特定と推定価格がチェックでき、それをもとにお手持ちのマグの販売や新しいマグの購入をご検討いただけます。 ムーミンマグの価格には日々変動がありますが、なるべく最新の情報をご案内できるよう更新しています。 ”在庫をチェック”をクリックするとMuumimukit Rahaksiのショップページが開き、そこから最新の販売価格がご確認いただけます。
ステッカー・シールについて
Moominmugs.comではシール無しのマグとシール付きのマグ両方の価格がチェックできます。 マグの中には、もともとシール無しの状態で販売されたものもあります。 シールの代わりに化粧箱やタグが付いた状態で販売されたマグは別途その明記があり、価格設定はそれらが基準となっています。
レアなマグとは?
マグは生産数が少ないほど、価格が高くなることが多いです。 また初期のマグなど生産時期が昔のものは需要が高いことから希少価値も高くなっています。 つまり、マグは「年代」より「限定性・希少性」に価値を置いて値段が設定されています。 90年代はマグの生産規模が小さかったため生産数が少なく、そのため90年代マグの価値は高くなっています。 Arabiaは通常ムーミンマグの生産数の情報を開示しないため、マグの値段はそのタイミングでの需要と供給に合わせて変動します。
中でも、これまで2種類だけ、生産数が発表されたスペシャルマグがあります。 ムーミントロール デイドリーミングは2,005個、Fazerスペシャルマグは400個のみ生産されました。 どちらも現在は希少価値がとても高く、かなりレアなマグとして知られています。
マグの状態について
状態の良いムーミンマグとは? もしマグに欠けなどがあれば、どんなに小さな不備であっても商品価値はうんと下がります。 例えば、優良状態のムーミンマグ ドローイングが250ユーロで販売されていたとして、同じマグでも、アイテムに欠けやヒビ割れがある場合は販売価格が50ユーロまで下がることがあります。 つまり、欠けやヒビのせいで80%もの割引扱いとなります。
またマグについた白い点やキズ、表面コーティングの微かなキズなどの外傷も価格設定に影響します。 これらの使用に伴い発生した不備は、生産時に発生したプリントエラーや表面の凹凸などに比べて、価格設定により大きく影響を与えます。 マグの状態によって価格設定は異なるため、当リストでは推定価格を限定せず、推定価格帯として提示しています。 価格帯の数字の高い方が不備なし状態のマグ、低い方が平均的な状態のマグの推定価格となります。
底スタンプについて
ムーミンマグの底スタンプには、王冠(クラウン)、75周年、ペイントブラシ、シリアルシンバー付き、また日本限定のムーミンバレーパークデザインやムーミン美術館限定のタンペレミュージアムデザインなど、いくつかの種類があります。 いくつかのマグは、一種類の底スタンプのみで生産されました。 また一方で同じデザインのマグでも、生産時期などによって底スタンプが異なるものもあり、それらはマグの価格設定に大きく影響することがあります。 例えば、日本限定のムーミンバレーパークマグの底に1周年スタンプがついている場合、通常版と比べてその価値は2倍近くなります。
テストバージョン(試作)ムーミンマグについて
ムーミンマグの中には、本生産に至っていない(商品化がされていない)ムーミンマグも存在します。 例えば、イラストは同じでも、知っているものと違う背景色が使われているマグを見つけた場合、それは試作用に作られたテストバージョンで、おそらく世界で唯一のサンプル品である可能性が高いです。 テストバージョンのマグを集めているコレクターは少ないものの、これら試作品のムーミンマグは通常ムーミンマグと比べてとても高い価格がつく傾向があります。
メイドインフィンランドのムーミンマグ
ムーミンマグはフィンランド製でしょうか。 あるいは、どこで作られているのでしょうか。 1990年にArabiaでムーミンマグの生産が開始したころ、その生産はすべてフィンランド・ヘルシンキにある自社工場で行われていました。 2005年までに作られたArabiaムーミンマグはすべてこの自社工場で生産されたフィンランド製です。
2005年、生産の一部はタイの工場に移行しましたが、並行してフィンランド工場での生産も2016年まで続きました。 つまり、2005年から2016年の間に生産されたマグにはフィンランド製とタイ製の両方が存在しています。 2016年以降に作られたムーミンマグはすべてタイ製です。 マグの企画・デザインは変わらずすべてフィンランドで行われています。 Arabiaはフィンランドの上場企業Fiskars Oyjが所有するブランドです。 ムーミンキャラクターにかかる権利はMoomin Characters Ltd Oyが所有しています。
ムーミンマグの歴史
アラビアのムーミンマグカップは、実は1950年代にすでに作られていたことをご存知ですか?ムーミン1950’sと スノークメイデン1950’sのマグカップは、実はトーベ・ヤンソンによってデザインされたものなのです。 さかのぼること1954年、イギリスの新聞『イブニングニュース』が世界最大だった当時、この新聞にてムーミンのコミックストライプ(漫画)の掲載がスタートしました。 これをきっかけにムーミンへの関心は高くなり、さまざまな会社がムーミンとのコラボレーションや商品化のアイデアをトーベ・ヤンソンに持ちかけました。
Arabiaは1990年代に再びムーミンマグの生産を始め、デザイナーにトーベ・スロッテ(Tove Slotte)を起用しました。彼女は初期のムーミンマグを手掛けて以降、ほとんどのムーミンマグのデザインを担当しています。 トーベ・スロッテは1989年に最初のムーミンマグのデザインに取り掛かり、1990年にトーベ・ヤンソンと彼女のパートナーであるトゥーリッキ・ピエティラ(Tuulikki Pietilä)にそのデザインを提出しました。 トーベ・ヤンソンから青信号サインをもらったムーミンマグは、その後同じ年にムーミンショップに並び始めました。 これらはティーマスタイルで作られた一番最初のムーミンマグとなります。
トーベ・スロッテはそれ以降、2022年末に引退を発表するまでの間ムーミンマグのイラストデザインを続けました。 彼女は引退まで、合わせて124種類ものムーミンマグのほとんどのデザインを手掛けています。